柴犬がご飯を食べない時の対処法

柴犬は日本を代表する犬種です。毛ヅヤや毛ふきの良い柴犬のモフモフした可愛さは、たまらないものがあります。普段は寡黙な姿勢を崩さないですが、時折見せる無邪気な感情表現はとてもチャーミングだと個人的に思います。

柴犬は基本的にはよく食べる犬種です。ですが頑固な性格もあり、ストレスで食べなくなったりする場合があります。

柴犬がご飯を食べ無くなる理由

柴犬がご飯を食べないというのは環境変化などによっておこることも多くあります。

そういう場合には、すぐに食べなくても自分の手にフードをおいて与えてみたりしばらく置いておいたりして様子を見てみるといいです。

外が見えないようにケージをタオルなどで覆って、その中で食べさせることで落ち着いて食べてくれることもあります。あまり声をかけず、一人で静かな空間を作ってあげましょう。

柴犬がご飯を食べる3つのポイント

ここからは柴犬がご飯を食べたくなる3つの要素についてご紹介します。

水分が多い

温かい温度

香りがある

犬は犬種や活動量によって多少の好き嫌いはありますが、「食べたくなるポイント」というのは共通しています。実は狩りをして手に入れた獲物と同じ条件なのです

特に柴犬は遺伝子が野生に近く、オオカミと同じような遺伝情報を持っています。そのためよりこの条件に合ったものを好む傾向があります。

ドッグフードを食べない理由が、病気ではないのであれば、工夫をして食べてもらうのが愛犬の為でもあります。この3つのポイントに合わせて対策することで、犬の食欲は大きく変わってきます。

ではここから柴犬の身体的特徴に合わせて「どういったご飯を選べば食べてくれるのか?」「食いつきがいいのか?」などと合わせて解説していきます。

柴犬のためのドッグフード基礎知識

また柴犬は運動量は多いものの、太りやすい傾向にあるため、ドッグフードもそれに見合ったものを選ぶ必要があります。また皮膚被毛に関する疾患が起きやすく、脂肪分はバランスの良い物を与える必要があります。

柴犬は犬の中でも長生きな犬種です。
健康の基本は食生活です。毎日の食べ物を考える事で長生きに繋げていけるのです。

柴犬は捕食本能があり、運動量が多い

実は柴犬は世界的に見ても歴史の長く、野生に近い犬種です。世界で二番目に狼に近い犬種とされています。人との共存も小動物の狩猟を手伝ってきた狩猟犬です。動くものを追う捕食本能が極めて強いのが特徴です。

運動量が多いので散歩、外遊びをさせる必要があります。そこで消費したエネルギーは、しっかり消化吸収の良いフードで摂取する必要があります。消化吸収が悪いと効率的なエネルギー摂取ができません。質の悪いフードは消化器官に負担をかける事になりますので避けることが望ましいです。

柴犬の食性に合わせたお肉メインのレシピ

狼に近いとされる柴犬はお肉の消化は得意です。しかし穀物・植物性の食物の消化は苦手です。穀物消化に必要なアミラーゼという分解酵素が少ない事や、腸の長さが草食動物と違うことが原因です。そのため穀物の少ないドッグフードを選ぶ必要があります。

ですが行き過ぎた栄養管理は弊害をもたらすという報告があります。「グレイフリー(穀物不使用)やエンドウマメ、レンズマメを食べていた犬が拡張性心筋疾患になりやすい」という報告が上がっています。

まだ正確なメカニズムはまだ解明されていないものの、柴犬にとって自然に近い給餌を行う必要があります。自然世界では獲物となる草食動物の内蔵も貴重な栄養素となります。内蔵を食べることで、間接的に野菜、穀物を摂取するのが自然に近い状態なのです。

グレインフリーが悪いというわけではなく、犬の食性に合わない多量の穀物や豆類、粗悪な穀物を使わないことが重要になります。

柴犬にとって安全性が高い原材料

柴犬にあった食事を取れば、健康的で日本気候にあった体質を作ることが出来ます。しかし添加物や粗悪な食べ物では、本来の健康的な体を作ることが出来ません。そのため柴犬用にドッグフードを選ぶ際には、原材料の品質を見比べることが大切です。

ドッグフードに使われる原材料の品質にはグレードが存在します。避けなければいけないのが「飼料用原料」。 飼料用の原材料は畜産動物用のご飯となります。家畜をいかに効率よく成長させるかを考えられているので成長促進剤や化学的な添加物が多く入ったものです。 人が食べることは禁止されています。

安全性の高い原料となるのが「ヒューマングレード(食品品質)」です。人間が食べることのできる原料で、添加できる食品添加物、使用できる農薬や薬物などに一定の決まりがあり安全性が格段に上がります。また、オーガニック(有機)原料も添加物、薬物などを使用していない為、安全レベルが最も高いです。

柴犬に合わない添加物は避ける

柴犬は過剰に添加物を摂取し続けると、アレルギーに似た症状を起こす場合もあります。特に皮膚炎、毛艶が悪くなる、体を痒がる等の皮膚被毛に関するトラブルが増えます。

最新のドッグフードでは人工添加物をできるだけ使用せず、天然原料のみで作ることが望ましいとされています。しかしドックフードを安く維持するために、多くの添加物が含まれています。人工的な添加物は主に化学合成で作られた「保存料」「酸化防止剤」「着色料」などが入れられています。

哺乳類はこの化学的な添加物の消化や排出がうまくできません。人間の食用でも使用量が厳しく制限されていたり、使用禁止のものがあります。化学添加物があると体内で処理できず様々な悪影響が出ます。代表的な酸化防止剤ではエトキシキン、BHA、BHTなどがあげられます。あなたの与えているドッグフードの原材料表を見て次のものが入ってないか確認しましょう。

エトキシキン
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)
赤色3号
赤色40号
赤色102号
赤色105号
青色2号
 等

全ての添加物が悪いわけではありません。しかし自然界では摂取することがない添加物の為、犬の体では消化することができず悪影響がでます。そのためドッグフードは化学合成物質が無添加のものを選びます。代わりにビタミンC、ミックストコフェロールなどが品質の維持に使われていると犬にとっても有益なものになります。

柴犬は脂肪がつきやすい体質

柴犬は脂肪がつきやすい体質でもあります。これは柴犬が野生に近い遺伝子を持っているためです。野性ではいつ獲物が取れるかわからないため、体にエネルギーを貯めこむように進化したためです。ですからタンパク質が多く、脂質が少ないドッグフードを選ぶのが理想です。運動のしやすい体を作るためにはバランスの良い食事が必須です。

柴犬は特徴的な「毛ふき」を良くする原材料

柴犬は二種類の被毛を持っています。ひとつは真っ直ぐで硬いトップコート。2つ目が柔らかく縮れたアンダーコートです。この二種類の毛質により、柴犬特有のモフモフになるのです。また柴犬のブリーダーは毛艶や毛の張りがよくなることを「毛ふきが良くなる」といったりします。ちなみに柴犬は年2回アンダーコートが夏毛・冬毛と生え替わります。

そんな柴犬ですが実は皮膚疾患の多い犬種とされています。
原因は様々あるのですが基本的に肌が弱く、非常に多くの種類の皮膚病を好発します。実は人間よりもかなり肌が弱いです。人と違い、毛で皮膚を守る事が前提だからです。ですのでしっかりと体毛のケアができていないと、かゆみや脱毛を起こすことがあります。

基本的に、ブラッシングをこ行うことか大切です。その他に皮膚被毛に影響の多い、質の良い脂質を与える事で、毛ヅヤや毛ふきの良い状態になることができます。

皮膚被毛に良い油は様々ありますが条件があります。それはオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスが良い物が必要になります。

質の悪い脂質はこのバランスが偏っているため、体に吸収することができません。原材料を見てバランスの良い配分の脂肪源があるかを見極めなければなりません。柴犬に良いと言われている脂肪源は、鶏脂肪、亜麻仁油、ひまわり油、サーモンオイルなどです。

柴犬におすすめのドッグフードはどんなもの?

ここからは柴犬におすすめできるドッグフードをよりすぐってご紹介します。

モグワンは柴犬にもあう栄養素のドックフード

モグワンは非常に有名なドッグフードですが、やはり質の高さはかなりのものです。自然素材にこだわっているのもポイントが高く、素材のベースにはチキンとサーモンを使っています。 鶏も魚肉もたんぱく質が高く柴犬に向いています。

ヒューマングレードの厳選素材を使用 モグワンは食材に強いこだわりがあります。人間でも食べられる安心・安全な食材のみを使用。不必要な穀物や人工添加物は一切使用していません 生肉に加えトマト、バナナ、パパイヤ、ココナッツオイルなど… ドライフードには中々使用しないような 栄養満点の食材を使用しています。

総合評価A(高品質)
品質A(ヒューマングレード)
安全性S(完全無添加)
食いつきS(抜群)
コスパS(かなりお得)
特徴・グレインフリー

オリジンは自然に近い栄養で柴犬向き

オリジンは主要なドッグフードの中でもたんぱく質が非常に高い事で有名です。柴犬は原始的(オオカミにより近い)と言われており、鶏や七面鳥など肉メインのオリジンは好んで食べるかもしれません。

野菜は多種多様なビタミンを補給する上で役立ちますし、肉メインを謳っているオリジンも2割は野菜・フルーツを配合しています。敢えて2種類以上のドッグフードを交互に与えるのも効果があります。

脂質や炭水化物が多いと肥満の元ですが、筋肉を作るたんぱく質も極端に多いと肥満体になってしまいます。

総合評価A(高品質)
品質A(ヒューマングレード)
安全性A(合成化合物不使用)
食いつきS(抜群)
コスパB(良い)
特徴 

ネルソンズはグレインフリーで柴犬にもおすすめ

今回は獣医師が推奨する穀物不使用ドッグフード「ネルソンズ」をご紹介します。ネルソンズドッグフードは中粒タイプのドッグフードで、中型犬・大型犬が食べやすい無添加・穀物不使用のドッグフードで安全性の高い商品です。原材料の品質も高く食物アレルギーとしても活用できる優良フードです。

総合評価A(高品質)
品質A(ヒューマングレード)
安全性A(合成化合物不使用)
食いつきS(抜群)
コスパA(お得)
特徴 

柴犬にあうドックフードをしっかり選ぼう

市販されているドッグフードには、トウモロコシなど穀物が含まれているパターンも多いです。犬にとって穀物は消化がしにくいもので積極的に与えるものではありません。アレルゲンになってしまう可能性も否めません。

その反面しっかりしたプレミアムドックフードは、どれも犬にとって必要な栄養素を満たしています。モグワン・オリジン、こういった評価の高い良質なドッグフードを選択肢に入れる事で柴犬の病気をも予防していけるのです。

しっかりしたものを選べれば、より長い時間一緒に過ごすことができます。味の好みはそれぞれですし、まずは飼い主さんが良いと思えたドッグフードから試すという所からぜひとも始めていきましょう